覚書・・・・・・という名の自分メモ

巻之伍

  目次

(以降原作ネタバレ。未読・内容を知りたくない方はお戻りください。)









【瀬具家】
昭和以降、警察官となるものが多い。江戸後期より表向きは護身術の道場を開きつつ、その裏で密かに鳴輝閃術を伝えていた。戦後の区画整理などで、かなり削られてしまったが、今の家もその頃のなごりで、親子二人が暮らすにはかなり広い。狭くなったとはいえ、かつては道場だった瀬具家の家。家の庭、そして今は使っていない部屋などで稽古は十分(P20)。庭は広く、樹木に囲まれて外から中は見通せない(P47)。
源斗は布団派(P17)。源斗の部屋から洗面所に向かう途中に十斗の部屋がある(P20)。
十斗はベッド派(P20)。十斗の部屋から廊下を歩くと台所。台所に電話がある(P172)。

【凶の会の本拠地】
東京湾岸を臨み、臨海副都心の開発に伴い徐々に若者のプレイスポットとして注目される風印町に近い街(P6)。 風印町の南西、東京湾の再開発で埋め立てられたE地区。若者向けのゲームセンターやカラオケなどのアミューズメントスポットが出来マスコミに取り上げられる(P35)。 K地区(K区の誤字か?)の公会堂周辺が凶の会の勢力範囲の中心で、そこを中心とした一帯から人間を追い払おうとしている(P38)。 グスタフからアマデウスまではわずか3キロ(P40)。 アマデウスのネーミングは警察の対凶魔対策課(P47)。 K区の風印町のある辺りとE地区を結ぶ幹線道路がある(P59)。E地区の端にはモノレールに似た新交通システムの無人駅には屋内型のテーマパークがあり、テーマパークの隣にはファーストフードショップがある(P60)。 駅から真っ直ぐ行った所に公会堂はあり、その裏には公園がある(P62)。
東京湾にほど近い倉庫街の現在取り壊し中の大きな倉庫が本当の根拠地(P145、147)。

【臨海西高校】
風印高校とは幹線道路をはさんで南側に位置。数年前に出来たばかり。あまりパッとしない高校。最近になって風紀が乱れてきているとかで、風印高校の生徒が町中で絡まれたりしている(P84)。あまり風紀のいい学校とは言えない(P102)。
体育館の二階にある体育教官室が臨時の保健室。校庭がよく見える(P92、102)。
風印高校に通う生徒の大半は遠回りになる。ここの、バスの路線がわからないため徒歩で帰宅。双葉と壬吾は近くの駅へ(=最寄り駅は風印駅ではない)(P124)。

【幽殿】
山陰地方のとある山の中腹にある巨大な古びた建築物。入り口には宗教法人としての看板が掛かっているが、布教活動も信者も必要としない。表向きは宗教法人として成立しているが、支援者たちも理解している(P132)。
二つの組織があり、倒魔術を専門に研究する武闘派の月の殿と、凶魔と人間の戦いの歴史や凶魔の分類などを研究する知識派の日の殿に分かれている。事あるごとに対立を繰り返している(P135)。 両者の反目は、幽殿における御前さまの権限を守り、そこで働く人間の自由にさせないため、前世一将が仕組んだもの(P142-143)。
幽殿のある山を見上げるように、小さな町がある。30年ほど前は漁業が盛んで活気があったが、最近は過疎化が進んでいる。町の観光課は幽殿を観光名所にしようと画策している(P140-141)。

【ここのの生い立ち】
ここの、生まれた時から幽殿で育てられる(P139)

【自衛隊対凶魔部隊】
白金を補佐する佐伯三尉は、階級こそ下だが、白金よりやや年上。
東京都下のあるビルディング、表向きはいくつかの中小企業が入った雑居ビルだが、すべて防衛庁関連のダミー会社で、現在この建物は自衛隊の対凶魔部隊が使用している。対凶魔部隊は表立って活動できず、基地内にきちんとした施設を持つことが難しいため(P43)。

【破軍】
前世の記憶の一部、十幽将と戦った時の記憶を星剣が消し、姿形も前世とは異なる身体へと転生させた(P197)。

【吉良家】
吉良親子の自宅は閑静な住宅街にある。高村は随分昔に妻を亡くしており、男手一つで出雲を育てた(P157)。

【壬吾と双葉の自宅の位置関係】
臨海西高校から帰宅する場合、壬吾と双葉の下校ルートが一緒なのは駅まで。改札を通ると別れる(P220)。

【葉霧の下宿先】
東京の親戚の家に同居しているが、ここのの家の近くではない(P125)。

【禄門の自宅】
禄門は練馬区在住(P228)。

【時系列】
・風印町に近い臨海副都心の町で、破軍、黒沢率いるストリートギャングの集団を壊滅させる
・破軍、生き残りの構成員を穿に取り込む
・源斗、妻ひかりが穿の手にかかり死んだ時の夢を見る
・源斗、洗面所に向かう途中で十斗の部屋を覗く
・源斗、帰国後は警察の対凶魔課の仕事をこなす一方で十斗の稽古をつけていた
・残暑過ぎ去り秋めいてきた頃
・朝、吉良、生徒に朝の挨拶を返す
・二年の平田、連祇に吉良と町の様子の異常を指摘
・数週間前に起きた建設中の地下鉄駅での一件以来、警察官の姿が目立つ
・吉良ら、風印高校の生徒を襲ったチーマーから、凶の会の存在を聞く
・源斗と吉良高村警視、伊藤から若者グループの抗争と凶の会の報告を聞く
・魔王の復活地点に疑問視する伊藤に、源斗、陽動の可能性を示唆
・伊藤、アマデウスとグスタフの線上を監視することを渋々承知
・白金、凶の会が陽動と指摘、その意味を思考
・源斗、帰国して数週間、十斗に特訓を施す
・十斗、基礎的な技の繰り返しに堪忍袋の緒が切れる
・源斗、十斗に力不足を身をもって知らせ、破軍の情報を教え唆す
・白金、鏡視郎に鳴滝が行方不明だと伝える
・風呂上がりの源斗、庭に降りて十斗の成長に気づく
・家を飛び出した十斗、タクシー内でコンビニで買った新聞を読み、E地区でタクシーを降りて新聞をごみ箱に捨てる
・アミューズメントスポットが出来たころ、十斗、ここのや壬吾に連れられて遊びに来た
・新交通システムの無人駅で、黒沢に遭遇、破軍の居場所を求めて交戦
・平日の夜9時過ぎ
・青雲団の一団現れ、銀の指輪で凶魔と戦う
・貪狼現れ、破軍の不在を伝える
・黒沢狼狽、退散
・翌日、十斗、十時近くに家を出て二限の始まっている時間に登校
・十斗、校門を固めた自衛隊員から異臭騒ぎがあり、生徒は臨海西高校の体育館に避難していることを聞く
・十斗、入交と江連とカメラに囲まれる
・十斗ら、禄門の4WDで校門前から遁走
・臨海西高校の体育館の体育教官室、臨時の保健室に
・十斗、葉霧に抱きつかれて既視感
・十斗、無断で長期欠席したことをたまきにたしなめられる
・ここの、十斗に遅刻だと咎める
・禄門、掴んだ鏡視郎の居場所を十斗らに伝える
・たまき、鏡視郎が自発的に留まっていると判断
・十斗、昨夜の一件を話す
・十斗、青雲団のメンバーの増加を指摘、吉良が校外の入団者を認めていることを知る
・禄門、東京に救世主が現れるという噂を伝え去る
・ここの、葉霧の視線に気づく
・連祇に続き吉良現れ、十斗、吉良の威圧感に飲まれる
・吉良、十斗とここのと双葉にブレザーを渡し青雲団へ勧誘
・たまき、吉良に指輪について尋ねる
・吉良去り、追儺とたまき、指輪を疑問視
・たまき、十斗に明日からも登校するように釘を刺す
・仕事のアポに出た禄門、芽螺に拉致される
・授業中止になり、ここの、バスの路線がわからないため徒歩で帰宅
・双葉と壬吾は近くの駅へ
・ここの、ついて来る葉霧に気づく
・ここの、陸橋で葉霧に声をかける
・葉霧、ここのに大胆な質問
・月の殿の最高責任者玉兎、日の殿の最高責任者金烏と幽将の在り方について討論
・御前さま、玉兎と金烏に幽将は武器ではないと諭し散会
・巫女装束の女性、御前さまに源斗からの伝言を伝える
・玉兎と金烏、町のスナックで密会、金烏、六将確保の報告を伝える
・破軍を探す奈々緒、真夜中の東京湾にほど近い倉庫街で凶魔と交戦
・奈々緒、近くの駅で降り、自転車を拝借してここまで来た
・奈々緒、凍鉄鬼を相手に苦戦
・貪狼、奈々緒を救う
・夜10時近く、雑居ビルの基地に待機中の白金、青雲団について聞き、仕掛けを発案
・吉良、夜中に自宅で青雲団の連絡を受ける
・高村、青雲団の活動の逸脱に活動縮小を促すも吉良に断られる
・高村、吉良に違和感を感じつつも抗えず
・奈々緒、ビジネスホテルの一室で目覚める
・気を失っていたのは数時間、日付が変わっているものの夜明け前
・破軍の元に一人で向かった貪狼を心配した奈々緒、ロビーのパソコンを借りて十斗を探す
・吉良、深夜に青雲団の主要メンバーを召集、マイクロバスで凶の会の本拠地へ
・十斗、破軍の足取りを掴めず帰宅、時刻は夜10時を回っていた
・源斗、明日より国内出張のため今夜は遅くなるとの書き置き、12時過ぎても帰宅せず
・十斗、近くのコンビニて夕食を購入
・十斗、深夜2時頃、奈々緒からの電話で起こされ、破軍の居場所を聞く
・十斗、たまきに電話
・十斗ら、たまきの運転した車で倉庫街へ
・十斗、5時までに戻らなければ警察に電話するようにたまきに言い残し現場へ
・350ccのバイクで現れた葉霧(無免許)、ここのとタンデム
・たまき、時間をまたず警察に電話
・貪狼、破軍と対峙
・苦戦を強いられる貪狼の前に十斗ら現れる
・貪狼、壬吾に下がれと言うも破軍、五将を思い出す
・破軍、過去の断片を見る(P195)
・破軍、前世の記憶を消したことを貪狼に詰問
・破軍に向かう十斗、平静を取り戻した破軍に脇腹を閃輝真刀で刺される
・青龍を呼び出したここの、破軍の動きを封じる
・ここの、破軍が自分を殺した男と認識(面影が残っている)
十斗立ち上がり、ここのを叱咤する
・警察到着により、破軍逃亡、貪狼退却
・青雲団と共にたまき、吉良現場へ
・吉良、青雲団の同志として感謝

・源斗、出張申請のため高村の部屋を訪れる(後の報道によれば11時頃)
・高村乱心により、陰謀に巻き込まれた源斗、逃亡
・今朝方帰って臨海西高校に登校するも自宅学習になったここのとたまき、風印高校前で自衛隊に抗議する吉良をワイドショーで見る
・ここの、途中で部屋を出て散歩へ
・十斗、学校をサボる
・下校する壬吾と双葉、前世について考える
・白金、マスコミに流した情報から救世主として吉良が出てきたことに興味を持つ
・この時点で白金が鏡視郎の居場所情報をリークしてから明日で一週間
・白金、今日から鏡視郎を監禁している施設へ詰める
・ここの、凶魔と戦うことすら他人から与えられたものである自分の存在理由に悩み、追儺に打ち明ける
・禄門、洗脳を受けて1日目
・十斗、2時過ぎにたまきから電話を受け、テレビで源斗逃走を知る

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(2012/06/29 公開)